1d3dc48e.jpg昨夜のプロ野球は・・・

昨夜のプロ野球、名古屋のドラ党は試合の成り行きに固唾を呑んで
見ていたに違い有りません。
エース川上を立てて、尚先取点を阪神タイガースに取られ劣勢は
判っていました。
然し、野球は筋書きの無いドラマと、誰かが云ったとおり
劣勢の中、中日ドラゴンズは限りなく「敗戦に近いムード」に
傾きかけていました。
エース川上に打者の打球が足に当たるアクシデントに私達も
その時点で既に諦めかけていました。

所が野球の面白さは、或る一つの「四球」からその、筋書きの無い
ドラマが始まりました。
入団五年目の、明徳義塾高校出身の盛岡良介選手が四球で出塁。
この何でもない様にみえる「四球」が実はこの試合の勝敗を決める
印象に残る四球で有ったのです。
沈滞ムードを振り払う貴重な四球を選んだ盛岡選手。
漸く一軍での活躍が始まりました。
超高校級の甲子園球児として騒がれた彼も、プロとしては
鍛え直す必要が有りましたが漸くその逸材振りが見えて来た
所です。

6点差の劣勢を跳ね返す試合は、対阪神戦では2005年8月以来の事です。
6点差を跳ね返しての逆転勝利、こんな試合は稀にしか
見る事は出来ません。
それに、代打の立浪選手、流石のベテランで仕事ぶりは天才的です。
代打、英智選手は一番試合の良く見えるダグアウトで一生懸命
試合を見て自分を磨いた分、力も蓄えていました。
これまでには、俊足、強肩と言われましたが、「巧打」の言葉も
加わり、大切な戦力に育って来ました。

劣勢を跳ね返して、1勝をもぎ取った昨夜の試合は、単なる1勝以上の
収穫のあるものであったと感じています。


俊足、強肩、巧打の英智選手。
打球が当たって足が心配なエース川上選手。