大相撲が名古屋場所として行われるようになって
今年で50年になります。
当初は名古屋市の金山体育館での名古屋場所でした。
暑さ対策や体育館が狭い為名古屋城の一角にある
愛知県体育館で行われるようになりました。
何と言っても名古屋場所は梅雨の真っ盛りに行われます。
力士もフアンも、蒸し暑さの中での相撲観戦となります。

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お城の外堀を、取り組みが済んだ力士が部屋へ帰って行きます。
場所中は午前中にはザンギリ頭の新人らしい力士の姿も
地下鉄のフォームで見かける事があります。
近くを通ると、鬢付け油の匂いがして来ます。
あの強い匂いがする油は今では、お相撲さんしか使いません。

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幟旗を見たいと思い体育館の近くまで行ってみました。
ご贔屓筋からの幡が何本も立っていました。
贈り主の名前が染め抜かれています。
今年宮崎県知事になった
東国原 英夫さんの幡も風にはためいていました。
浴衣姿の力士が帰って行きます。
東洋人で有る事は間違いないですが、果たして日本人なのか
他のアジア系の人なのか見分けが付きませんでした。


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アフリカ系の人が長い時間座り込んで力士の帰りを待っています。
初め、遠くから見た時は女性で有る事が判りませんでした。
取り組みを終えた力士を、ジーット見ているだけの女性フアンです。
彼女が後ろを向いた時、私と眼が合いました。
ニッコリ、満面の笑みでしたので、私もニッコリ笑顔を返しました。
体育館に入らなくても、彼女は異国の相撲文化を自分なりに
楽しんでいます。
彼女が話す言葉は何語なんだろう・・・。
意外にフランス語を話すアフリカ系の人が多く居ます。
若しかして、フランス語を話す力士を探しているのかなぁ・・・。
そんことを感じました。

お国は何処なんだろう・・・。
白人の力士が体育館から出てきました。
郷に入っては郷に従え、と浴衣姿も良く似合います。
青い眼のイケメン力士は遠くを眺めて、どんな事を考えているのか
聞いてみたくなりました。

体育館の横を通り帰る力士達は、公共交通機関を利用する人達です。
特別親しく誰かと話をすることも無く、黙々と歩いています。

テレビ等の取材を受ける人は、ほんの一握りの力士しかありません。
下積みの人が圧倒的に多いのですが、その中から将来の
名力士が生まれる可能性は充分に有ると感じています。
日本の相撲は文化として広く世界中の人に受け入れられる様に
なって来ました。
真の日本の文化として、純粋な相撲のあり方を伝える事が
日本人の責任だと思っています。


所用で市役所の近くへ行きましたので、大相撲の幡を撮って来ました。
相撲を観戦に行った訳ではありません。




燃えよドラゴンズ!!