もう3月になってしまいました。
年賀状の「添え書き」に、「一度会いたい・・・」と
書いていた幼馴染の人が有りました。
既にご主人は旅立ち、一人暮らしを余儀なくしています。
一度会うためには、近況を聞く為に電話をしなくては・・・。

これまで、放置していた訳では有りませんが連絡を
取りませんでした。
彼女と息子夫妻の三人家族です。
然し、息子は長年日本を離れて世界各地で貿易に係わる
仕事をしていたようです。

彼女には何も悩み事など無いと思っていましたが
一人で途方に暮れる日々を送っていました。
息子は国際結婚をして、地元には住んでいません。
何代目かを継いで欲しいと、「家の」存続を望む彼女は
「国際結婚」と云う厚い壁に阻まれて苦悩をしています。

toridako















初めて見た「とりだこ」と云う名前の花です。↑↓

toridako















国の違い、肌の色の違い、文化に関する認識の相違。
挙げれば幾らも彼女の気に入らない事が出てきています。
国際結婚の難しさは、本当にお互いが夫々の国の事を
理解し合っていても、外観では判らない民族の考え方は
確かに温度差がはっきりしているようです。

「離婚して欲しい・・・」と、思わず本音を漏らした
友達です。
親は一人前になった息子の婚姻について、口を挟むべきでは
無いかも知れませんが、色々話を聞いて見ると彼女の孤独感は
並みの事では無いようです。

toridako
















人間は最後は、自分一人で生きていかなくてはなりません。
でも、一人息子が親の意向に反して国際結婚をした場合親は
どうすれば良いのでしょうね。

若し、その嫁が息子を連れて自分の国へ行ってしまったら・・・。
家は絶えるし・・・。
難しい問題です。

平凡な家族関係を維持する私には、思いも付かない話を
聞かされ、実際の所驚きました。