パンノハルマの世界遺産・ベネディクト会修道院の見学後
古い小さな街「センテンドレ」へ立ち寄りました。
ここも、なだらかn坂道を歩きます。
道幅も狭く、古い土産店などが軒を並べています。
御伽噺に出て来るような、可愛らしい街並みです。

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街並みの中には、有名なヘレンドのお店も開店中です。↑
ヘレンドの珈琲カップ等は、ハンガリーの通過で表示してあり
一客幾らなのか、良く判りません。


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何所もお土産屋さんは、似通った雰囲気が有りますが
流石にハンガリーまで来ると、独特の刺繍を施した民族衣装等が
多く飾られています。
立派な体格の女性が多いこの地方。
体の線を上手く隠すようなデザインが好まれています。
ここでも、馬車がかんこぷ客を乗せようと、声を掛けてきます。
「ちょっと、待ってくださーい・・・」これが、馬車の御者の
口癖のようです。

確かに日本人観光客が好みそうな場所柄です。
日本人も多く訪問しているののでしょう。
「ちょっと、待ってください・・・」。
これは、一寸考えて馬車に乗って下さい、と云う意味と
解釈をしました。


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急に細い坂道を登ります。
人二人がすれ違うのが精一杯の狭い坂道です。
良く歩いた上に、また歩き疲れています。
ツアコンダクターは細い体で、懸命に尖塔に立ち案内です。
小高い所へ出ました。
古い町並みが一望できます。
何故か不思議な形を」した樹木が迎えてくれました。
不思議ですね、この木の形。

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この地区も塔が幾つも有りました。
古い街で狭い坂道が一寸辛かったのですがやはり小高い丘は
色々見渡せます。
写真の右の当には時計が付いています。
センテンドレの丘に居た時間を指しているのでしょうか。
午後8時を過ぎているのです。
この辺りへ来ると、暗くなるのは10時以後になるようです。



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息を切らしながら登った小高い丘の上からは↑
こんな光景が目に飛び込んできました。


長年夢の世界であった、あの「美しき青きドナウ」が
見えるではありませんか。
この時は本当に」感動しました。


でもご覧の様にドナウは形容詞通りの美しさとは
随分乖離していました。
それでもいいのです、子供のころから描いていた
美しき青きドナウでなくても、その地へ来た事に
私自身にとって大きな意義が有りました。


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とうとう、ドナウ川の近くまで来ました。
玩具箱から飛び出したような、昔懐かしいセンテンドレの街。
童話の世界に出てきた街は、きっとこんな古くて静かな街の
佇まいであったかも知れません。


石畳の曲がりくねった小路も、何百年の昔からそのままの
姿で今を迎えています。
若い頃にはこんな所を旅行するなんて、考えても居ませんでした。
でも、幸運にも実現しました。
旅行中絶えず思った事は、両親の事でした。


とりわけ、パリやウィーンが好きだった父親の事が思い出されました。
万が一、長生きをしていたのなら、きっと何度もパリを訪れ
ウィーンへも出かけていた事でしょう。
若くして逝った父親の事を思い出し、胸が熱くなりました。
元気な内に、私が父さんの代わりに色々観光して
何時かどこかで旅の事が話せる時が来る事を思い浮かべています。






燃えよドラゴンズ!!
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