カメラを持ってウロウロしていると同じ様なカメラを持った人に
出会います。
カメラ好きの青年に会いました。
お互い狙う被写体が同じ物であった事から、どちらからとも無く
会話が進みました。
彼は立派な望遠レンズを付けた高級カメラで撮影していました。


「花の事はさっぱり判りませんが、新聞読んでここへ
 来ました」
「じゃ〜アガパンサスだけを撮りにいらしたの?」
「はい、そうです、もっと大きな花かと期待して来ましたが
 小さな花なんですね!!」と少々期待はずれの様子です。
「でも、ここのアガパンサスは綺麗で花も大き目ですよ〜」と
教えて差し上げました。

「僕はね、動きのある鉄道とか,動物を撮っていますので
 花は苦手なんです」と正直です。
一しきり自分のカメラに対する悩みなどを話していました。
「僕ね、これから万博記念公園の夕暮れ時を撮りにいきます」
「あ〜、ここからでは時間が掛かるわね、気をつけてね」と言葉を
 掛けました。

万博記念公園の大観覧車のライトアップを撮るのだそうです。
そういえば、私もその観覧車をトワイライトの時間帯で
撮りたいと思っている所でした。
そうだ、やはり彼は「動く物」が好きなんだと思いました。
彼は、『ここへ来れば、また会えるかも知れませんね、お元気で!!』と
言って去って行きました。
こんな青年に会えて清々しい気分になれました。







燃えよドラゴンズ!!
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