先日名古屋城へ行った帰り道、お堀の生垣に咲いている白い花が
私の眼に付きました。
一寸見かけない、というか、初めて見る花でした。
それで、デジカメを取り出して撮影しようとしていました。
すると、突然横から声を掛ける老齢の婦人が有りました。
私が聞きもしないのに、滔滔と話し出しました。
私は花の名前すら判らないので、取り敢えず画像を撮って
保存して置こうとしていたのでした。

実際の所、私が花の名前「知りませんか?」と尋ねた訳では
ありません。
でも、自分の知っている限りの知識を披露したかったのでしょう。
「これはね、イバラですよ!、今は白い花が咲いていますけれど
 その内に赤い実が付きますからね・・・」と。
「私らは、この葉っぱを使って、柏餅作ったのよ・・・」とも
 言いました。
その時「柏餅」は確かに5月の節句頃に作るけれどな?と思いましたが
私は反論はせずに、お礼だけ言って別れました。

どうしても、花の正確な名前を知りたいと花の名前を教えて貰える
所へ質問してみました。
博学なおばあさんの話は、一寸違っていました。
回答をして下さった方は多分
「野イバラと勘違いをしているのでは?」との見解でした。

正確には、クレマチスの仲間「センニンソウ」である事が
判りました。

Clematis



















後で、そのおばあさんの、勘違いが判り、私は正確な事を
教えて貰え良かったです。、
また他の誰かに同じ様な事を教える可能性は有りそうですね。

悪い気持ちは無いのでしょうが、全く知らない人がその様に
教えられたら、又間違って伝わります。
その博学振りが、一寸滑稽になって来ました。
聞かれもしないのに、積極的に話すには余程の確証が無い限り
控えた方が良いかも知れませんね。