只今バンクーバーでの冬季オリンピックの真っ只中です。
開催以来日本人選手たちには声援を送っている私です。
気にしない訳には行きません。



福寿草 3



男子スピードスケートでは500mで、日本人選手が久々の銀・銅のメタルを
獲得しました。
凌ぎを削る競争社会です。
余りメタルを獲る事に過剰な期待を掛ける事は良くありませんが
それでも、出来る事ならメタルを獲って欲しいですね。
トリノで惨敗したスピードスケート、4年間の努力と緻密な練習成果が
功を奏しました。

一方フィギュアスケートも競技が始まり、男子ショートプログラムで
日本人選手の健闘が目を惹きました。
そんな中、私が一番関心を持って見ていたのが
フランス代表の「ブライアン ジュベール選手」でした。
男子の選手の中で4回転ジャンプが競技中に確実に決められるのは
彼とロシアのプルシェンコ位しか居ないとされていました。
ブライアン ジュベールは今回のオリンピックでは確実に
4回転ジャンプを飛び金メタルを狙う選手の一人でした。


最近になって彼の僅か「0.7秒」の間に「4回転ジャンプ」を可能にする
ミラクルボディーについてTvでその隠された能力について放映
していました。
私は、成る程!!と感嘆の気持ちで以って放送を見ていました。

ショートプログラムでは彼は4回転に挑みましたが有ろう事か
失敗に終りました。
何故、これまで確実に跳べていたものが、本番になって跳べなかったのか
あの名手にしてこの失敗は信じられませんでした。
3回転ジャンプでは転倒してしまい、金メタルへの夢は遠くなりました。


0.7秒の間に「4回転」して着地をしますが、その飛び出す角度は
成功した時は「42.5度」だそうです。
難しいテクニックですが、その難しさを乗り越える精神力には驚きです。
こうして、名手と言われる人でも、本番では目に見えない
プレッシャーが押し寄せて来るのでしょうか。

こうした強豪を相手にプレッシャーに打ち勝ち
日本の男子選手は殆どミスもなくメタルの狙える位置に付けました。
魔物が棲むオリンピックのリンク、私は日本から声援を送ります。


どうか日本の選手の皆さん頑張って下さい。