彼女と知り合ったのも息子が学生時代同学年で有った事から始まります。
長い年月を経ても淡々とたお付き合いが続いています。
彼女の本職は勿論、良いお母さんであると共に身に付けた
技術が有ると言う強みです。
元々和服の『着付け』の先生で、有名和服デザイナーのアシスタントも
勤めています。

昔良く聞いた話ですが、日本の和服文化を世界中に知って貰う為に
欧州で『着物のファッションショー』を企画しデザイナーの先生に
同行して色々手伝っています。
異国でショーを開催する事は、極めて困難な事ですが彼女は手伝っていました。
渡航の費用は自費で、かなりの費用を負担していた事も知りました。
肌の色の違う女性モデルに和服を着せる事の難しさを話してくれました。
先ず、第一に日本の女性と違い、腰の位置が高い事で、帯を結ぶこつが
掴めなかったと述懐しています。



ショッキングブルー



何も日本文化に触れた事のないモデルに着付ける事は違和感を持ったに
違い有りません。

和服の着付けの先生をすると同時に民謡も習い努力を重ねていました。
何度か聞かせて貰っていますが、張りの有る声、体格の良い人なので
愛知県芸術劇場の大きなステージでも引けを取りません。
ステージ衣装も、出演した人の中でも一際目立ち、素晴らしかったです。
これまでになるのに、彼女はきっと人知れず精進を重ねた事でしょう。


私は友達を誘い聞かせて貰いましたが、その友達は音楽には
殊の外精通していますが、情緒有る歌唱を絶賛していました。
そんな方のお墨付きを頂いて、聞いて頂いて良かったと思っています。

私は生きる限り、彼女の様な積極的な生き方を学びたいと思いました。
日本の文化に触れて、日本の良さを再確認した一日でした。



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 コメント一覧 (2)

    • 1. ふじのおやまのヒデ
    • June 14, 2010 08:47
    • 和服を着て気持を落ち着けて…と思う時があります。
      もう和室も一間になった我家でも、着物はたまに
      着たいと思う気持はあります。洋間が殆どの中で
      少しは和室も残しておきたいと思うようになって
      来た私です。掛軸のある暮らしもまた良いものだと
      思うこの頃でもあります。癒しは自分が思う以上に
      あると気付くこの頃でもあります。
    • 2. sumiko
    • June 17, 2010 11:37
    • 5 ふじのおやまのヒデさん こんにちは〜

      会hが会だけに、出場する人は殆どが和服です。
      男性は袴姿、女性も中には留袖の第一礼装でお出になる方もありました。
      和服は着る機会がめっきりと減りましたが結婚式に招待された時は和服が無難ですね。
      殿方も日頃からちょくちょく和服を着られると
      心身共にリラックス出来るかも知れないですよ。

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