つい先日まで言葉も交わした事が無かった女性と、一寸した事が
切欠で話をする様になりました。
必ず地下鉄に乗る前、エレベーターを出た時に捕まるヴッティックの人。
そこには婦人相手の手頃な値段の衣服が並べてあります。
私の「関所?」みたいな所です。
元気に出掛けたか?無事に用事を済ませて帰ってきたか?その店の
人は良く観察をしています。







思い荷物を持った時などは、何も買わなくても『一服』させてもらう事も
しばしばです。
そこへ来るお客の中でも、自然に顔パスで話をする人も中には有りますが
私は殆ど店主と女性の従業員の人と世間話をして来ます。
不特定多数の女性客を見ているお店の人達は、2〜3度話をすれば
その人となりが良く「判る」と、言います。

思いかけず、顔パスだった人が『一緒にお茶しませんか?』と言い出しました。
私は戸惑いも無く「行きましょうか!!」と言って、ついて行きました。
地下鉄駅の商店街の一角です。
お茶しながら、色々世間話が出てきます。
何人かでお茶するのは久し振りですが相手の名前が判りません。
顔パスは便利ですが、本当の名前と住所や電話番号を知る事も大切です。

彼女は一度目の結婚にはけりをつけ、今は二度目の結婚である事を
打ち明けました。
私からはそんな重大な個人のプライバシーに関する事は聞きません。
明るい性格なのか、「生きている限り諦めない!!」と言って
輝くような眼差しで話していました。
自分より数歳年下の男性と結婚していると言いました。

一度の結婚に破れ、しょぼくれる人が多い中、何て明るい人なんだろう!!と
羨ましく思いました。

そうですね、生きている限り自分の感性が赴けば新しい『愛』に賭ける
気持ちは大切ですね。
きっと彼女には年下の男性の心を惹きつける魅力が有るのだと思いました。
こうして、一度の愛にけりをつけ、再出発した幸せな人もあれば
次から次へと男性遍歴の絶え間ない人もありますが、そんな人に限って
男性から嫌がられる条件を満たしているのです。

女性の生き方、考え方も色々です。
自分の生きて来た事について、余り話したがらないのが普通ですが
「貴女なら、大丈夫!!」と言って話してくれた事に私は少なからず
嬉しさを感じました。



bana-