雪の降った翌日、午前中は一寸危険だったので、道路の安全を
見極めてから私も名古屋城へ行きました。
転倒しても困るし・・・。
雪景色は撮りたいし!!
困ったものです。
それは、私一人だけでは有りませんでした。
お城の東門から何時も入ります。







年の頃は30歳前位の男性が私の近くでシャッター切っていました。
惜しかったのは、やはり雪が大部分消えた天守閣しか撮れなかった事です。
そんな事を思いながら私は一人で色々場所を捜していました。
その内、その青年が話しかけて来ました。
「一寸遅かったですよね・・・、残念だなぁ!!」と。
「そうね、一寸雪が少ないようね!!」と私。

彼は、このお城の「雪景色」狙いで、豊橋から、新幹線を使って
名古屋城へ来たのだと言いました。
「えっ!!新幹線で?」と驚きましたが、実は往復買うと、他の私鉄より
格安だから何時も利用していると言いました。

そうか、新幹線を利用してまでもこの名古屋城を撮りたかったのか?!と
その熱心さに感心しました。
雪の影響で豊橋からの予定した時間を大幅に遅れての名古屋着だったと
聞きました。
遠くから、お城の魅力に惹かれて人が訪れます。
近くに居ながら、真っ白に「雪化粧」した天守閣を撮れず、自分が
情けな気持ちになりました。

若さと行動力の違いです。
彼は、次は桜の咲く時期に名古屋城へ来る、と言いました。
お互い名前も名乗らず、撮りたい場所へ散って行きました。
彼は「桜の頃は良く来ます、又会えると良いですね!!」と。

カメラを持った人との付き合いは、そんな程度の事ですが
爽やかな印象のする青年でした。



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