先日用事を済ませて地下鉄で帰宅する時の出来事です。
私の真ん前に腰掛けていた20歳代前半?と思われる
青年が、私に微笑みかけて話しかけました。
実の所地下鉄では殆ど知らない人ばかりで、話は
しません。
所が彼は『純真無垢な』笑顔を私に向けて一生懸命です。
私は第一印象として、一寸変わった印象でしたが
やはり一寸変わっていました。







お子様言葉で話しかけて来ました。
笑顔を向けて
『お家へもう帰るの?』と。
普通の20歳代前半の男性であれば、そんな言葉は
殆ど使いません。
でも、彼はお子様言葉で話しかけます。
「そうよ〜、家へ帰るの。。。」と私は答えました。
また繰り返し
「お家へ帰るの?」と繰り返して聞きます。

明らかに普通では有りませんが、その様な事は何も
言わず私も笑顔で言葉を返しました。

純真無垢にこの先も生きて行く人です。
それだけの会話しかしていませんが、時々私に
満面の笑みを送ります。
地下鉄内で、時々『奇声』を出す子を見かけます。
彼は、しっかりと会話が出来ました。

特殊な学校へ通学しているのかも?知れません。
途中で乗り換えの駅に着きました。
彼は
「じゃぁね、バイバイ!!」と手を振って
降りて行きました。

世の中には、どんな事をしても、一流大学へ入りたいと
願い犯罪行為に等しい事をした受験生が出てしまいました。
彼と比較には出来ませんが、自分で出来る範囲の事を
精一杯して頑張れば良かったのに。。。

カンニング行為は彼の人生を自らの手で台無しに
してしまった感じがしてなりません。

地下鉄で見かけた青年とは随分異なりますが
彼は決して邪まな心は持っていないと思います。
人の生きる路は、どの道も緩やかで平坦な路ばかりでは
ない事を図らずも知る事になりました。

純真無垢な笑顔の青年は、あのまま、変わらずに
人生を送るのでしょうね。



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