3月11日の東日本の大震災から人々は疲弊しています。
3月23日開幕予定であった『選抜高校野球』熟慮の結果
開催されています。
賛否両論ある中での開催決断でした。
被害地の人達に生きる勇気と生きている感動を与える為に
高校生達は真剣なプレーに徹しています。







華やかな演出は自粛して、シンプルな開会式となりましたが
私は多くの犠牲者の為に『鎮魂』の大会にして欲しいと
願っています。
従って、従来のような『鳴り物』は禁止。
ブラスバンドの演奏も禁止です。
Tvで放映されるようになって何年でしょか?
ラジオでの中継だけが『普通』の時代がありましたが
お若い方々には信じられない事でしょう。

ラジオ中継に夢中になり、ご贔屓の近県の学校を応援していました。
その頃は、アナウンサーが一人で試合の中継を受け持っていました。
今では考えられない時代です。
アナウンサーの感じた事をそのまま聞いて理解するだけの事でした。
全て選手のプレーは自分で聞いた限りの中での「想像」でしか
ありません。
今回の選抜高校野球は鳴り物が無い分、静かに試合を見守る
事が出来ます。

応援合戦も各校の特色を出して、創意工夫の元に
行われる時代ですが、私は大きな音を出す「鳴り物」入りの
試合には少しばかり抵抗感がありました。
太鼓の音も聞こえません。
却ってこのシンプルな試合が本当の野球好きには歓迎されて
いるかも?しれないなぁ〜、と思いました。
遡って考えてみれば、今の様に派手になり過ぎの傾向は
余り良くないと個人的には思います。

日本人は皆揃って大声や鳴り物で応援する習慣が
身についていますが、大リーグ等では観客席は夫々個人で
野球観戦を楽しむ傾向があります。
民族性の違いかも知れませんが、静かな環境で観戦するのも
野球の本当の面白さを知る良い機会ではないか?と、ふと思いました。



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