昨年秋、病に倒れた友達を見舞い、会って来ました。
本当に何も無い時代に育ち、贅沢な事は何もして貰う
事が出来ない時代からの友達です。
生きるだけが、精一杯の時代が有った事を覚えています。
社会全体が貧しい時代でした。
幼い頃からの顔が今でも思い出されます。
不幸にして、若くして病に冒され、大変苦労をして
生活をしていました。







長い事消息が掴めませんでしたが、私の思いが通じたのか
一昨年、念願の再会を果たしました。
でも、か細い体で、到底元気だった頃のイメージが無く
何となく心配でした。
以心伝心と言いますが、再会してからは時々電話で話しをし
幼かった頃の仲良しに戻っていました。

いつでも「会える」と安心したのも束の間。
彼女には一人で実家まで来る体力が殆ど有りませんでした。
ご両親も「胃癌」で亡くなっています。
これって、本当に遺伝するのですかね〜。。。
昨年胃癌の再発で、猛暑の中入院して再手術をしたのです。
他の友達から、余り体調が良くないと聞き
何となく私は気にかかり、是非この機会に
「会っておきたい」と考え、彼女の自宅を訪問しました。

きっと、同級生で自宅へ見舞いに行ったのは私ともう一人の
友達だけではなかったかと?考えています。
ご子息から、平成23年2月8日に永眠したとの葉書が
届きました。
近親者だけで葬儀・七七日の法要を執り行った趣旨の文面
でした。
また個人の意向で内々で執り行い
「連絡しなかった」事へのお詫びの言葉が記されていました。

何時かは、誰もが・・・、と思いますが
やはり、こうした知らせが届くと淋しさが募ります。
そんな、年齢になったのだと思うと、やはり自分がしたいと
思う事、行きたいと思う所は行くべきかなぁ〜?と。
もう達筆な彼女からの手紙が来ないと思うと
やりきれない気持ちになりますね。。。



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