忘れもしません、3月11日午後3時前後から、あの未曾有の大惨事が放映
され出しました。
東日本大地震の発生と同時に大津波の警報fが出されました。
あの惨状を映像で、しかも生中継の形で見た事に大変ショックを受けました。
震度が最終的には「9」と報じられた事にもショックでした。
遠く離れた私の所でさえ揺れて、その揺れ方が長く感じられました。







それ以降、毎日の報道は「大震災」の被害の状況や、被災した人の現状を
延々と報道しました。
興味本位で見る通常の番組とは違います。
災害に遭われた方々の苦難を思う時、私は何も力になれない自分の
無力さに情けなさを感じていました。
何も力になれないもどかしさ!!
荒地と化した被災地の様子は日を追う毎に深刻さが増すばかりでした。

震源地に近い所に住む知り合いとは、直ぐには連絡が取れませんでした。
でも、何方も消息が判り、また地震の程度も判り安心しました。
最近私は葉書を出しました。
2ヶ月経過した、11日に彼女からの久し振りの便りが有りました。
この日に到着するようにしていたかも?しれません。

一人旅の好きな女性で、全国に友達が散らばっています。
私と友達になって随分長い時間が経過しましたが、相変わらず一人で
出かけて友達つくりを楽しんでいるようです。
震源地に近い為私は心配していましたが、元気な便りが届き
嬉しかったです。
でも、何年か経過する内に、彼女も以前の様に自分の体に自信が
持てなくなった様でそれだけが気掛かりです。

甲状腺の病気の事は知っていましたが、それからリューマチに、
その後は膠原病と診断され元気だけれど病院とは「縁」が切れない
状態です。
元気は元気だけれど、最近は「足の痛さ」に悩んでいます。
人は誰でも何かの悩みを持ちながら生きているのですが、沢山の
病気を経験した辛そうな印象を与えない所が彼女の賢さかな?と
感じます。

もう、あれから2ヶ月が過ぎてしまい、この先の復興の進み具合は?
どうなるのかな?と国民の一人として心に引っ掛かっています。
地震・津波プラス原発事故の発生と幾重にも重なる大きな課題を抱えて
しまいました。
国策として推進した原子力発電。
この発電所の事故発生で生活を脅かされる周辺の人達の心情は
計り知る事はできません。
眼に見える被害は兎も角として、眼に見えない放射能の被害は
「恐怖」の言葉意外に言葉が見つかりません。

皆が努力をし、忍耐をし、頑張っています。
やはり、何もして上げられないもどかしさが私にはあるのです。
少しでも心が穏やかになれる日が早く来る事を祈っています。



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