5月中旬になると学名「ヒトツバタゴ」が咲き出します。
これは市街地ではもう少し早めに咲きますが、国の天然記念物に指定されている
自生地は自然の中に自生しています。
市街地より多少気温も低目だと感じました。
唯、自然の中に自分の五感を任せる事も時には必要な事かな?と思いました。
何時間でも居たいなぁ〜、と言った雰囲気ですが、そこには何処を探しても
お手洗いが見当たりません。
長い時間居る事は無理なようです。

平日にも拘わらず、乗用車がヒトツバタゴの自生する近くまで入って来ます。
狭い道を車同士がすれ違うのは大変危険です。
私は自生地の手前の駐車場らしき所に車を止めて、歩いて現場へ
行きました。
自宅から一番近いヒトツバタゴの自生地は「犬山市」です。



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国の指定を受けているヒトツバタゴは全部で7本有りますが全部が写真に
収まりません。かなり横に広がって自生していました。

学名はヒトツバタゴですが、通称は「なんじゃもんじゃ」と呼ばれています。

「なんじゃもんじゃ」の由来は、江戸時代に六道辻(ろくどうつじ)に有ったヒトツバタゴが
『六道木』と呼ばれ大変有名でした。しかし本当の名前が判らない為
「なんじゃもんじゃ」と呼ばれる様になったのが始まりだそうです。

なんじゃもんじゃとは、昔の人もユーモア溢れる名前を付けたものです。
本物の「なんじゃもんじゃ」を見て、感動したのは勿論ですが公害に強いと知り
この先は町中が「なんじゃもんじゃ」で白く輝く日が来る様な気がしました。



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なんじゃもんじゃは、こんなもんじゃ!!  ↑↑↑
なんじゃもんじゃは、こんなもんじゃ!!と言わんばかりの綺麗さでした。。。


ヒトツバタゴは、モクセイ科の落葉高木です。
冬は葉が落ちて何も無くなり、春に新芽が出て来て苗から何年か経って
漸く花が咲くようになると聞きました。



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なんじゃもんじゃの、自生地を示す看板も道に出ています。

犬山市の「いるか池」の近くなのですが、カーナビにも出てこない
場所なので私は交番で場所の確認をして漸く目的地へ到着です。
子供の頃、確かに父親の職場の人達とハイキングを兼ねて
いるか池へ連れて来て貰っていますが、思い出せません。
今年はこれで終わりですが、案内所のおじさんとは
苗を買い、顔見知りになり名刺を貰って来ました。
又、来年会う事を約束して別れましたが、とても印象の良い
ご夫妻でした。





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