昔から私の実家には富山の生薬などを買い置く習慣がありました。
今の様に何処にでも開業医が有る時代ではありませんでした。
急に『腹痛』起こしたり、頭が痛くて堪らない時等に、買い置きの薬を
飲んでいました。
長年お付き合いをしている『富山の薬売り』の人は大抵年間に3度ほど
訪れていました。
近所の人は、国民健康保険など無い時代なので、殆どが
この買い置きの薬を医者代わりに大変頼りにしていた事を
思い出します。







私が結婚してからの買い置き薬の人は『奈良県』の業者が来ていました。
どうしても必要な薬は数を多く置いて貰う様にしていました。
この薬売りの人は年に2回ほど家に来ていました。
特に息子達の腹痛を起こした時に飲ませる昔からの『生薬』は
欠かせませんでした。
あれから何年経ったでしょうか?
その業者も毎年来ていたのに、息子さんの代に変わりある年から
ぱったりと消息が絶えました。

清算したいと思う『使用分』の金額を袋に入れて、何時来られても
支払える用意をしていました。
一年・二年・三年・・・。
約十年そのままにして待ちました。
それでも何の音沙汰もありませんでしたので、廃業したものと考えて
『置き薬』の箱を処分してしまいました。

それから、もう何年かが経過します。
今年の夏、他の新しい『置き薬』販売の業者が近所を回り、薬箱を
置かせて欲しいと言って、小さな薬箱を置いて行きました。
私は何も使っては居ませんが、二日ばかり前に、この地区を担当する
社員が再度訪れ、薬品の再確認と風邪薬の生薬を追加して行きました。
突然何か有った時に困ります。
今回の置き薬は、使う?使わない?は別にしてグッド タイミングでした。

地区を担当する子は、地元の小・中学校を卒業していてこの辺りの事は
良く把握しています。
あそこのね***君と同級生です!!と、近くの家の事を言い出しました。

以前の様な事にならない様に、時々はチェックに回ってきて欲しいです。
置き薬が出来た事で、多少は安心感が出て来ました。
因みに今回の業者は本社が岐阜県で愛知県に支店を持っています。
尚更、安心ですね〜。



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