早くも4月の第1週が終わりました。
桜の開花もあちらこちらで進んでいます。
私の住む地域にはお城のお堀に通じる『堀川』があります。
昔、名古屋城のお殿様のお使いになる生活用の水を現在の
堀川周辺から調達していました。
「御用水路」と言った名前が付いていました。
現在は当時の「御用水路」は埋め立てられて、市民の散策道として
堀川の直ぐ「脇」にあります。
堀川の水質汚濁が進み、周辺に有った「名古屋友禅」の工房の人達は
この堀川で「友禅流し」が出来ない状態でした。
堀川の浄化運動に取り組む大勢の方々のお陰で水も綺麗になり
友禅流しが再開され今年で「13回目」となりました。
昨年は「東日本大災害」発生でこの友禅流しは自粛されました。



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満開の桜の下で行われた堀川・友禅流しです。↑↑↑

不安定な天候の今年です。
桜は咲いても日中の気温が上昇しません。
4月7日の友禅流しの日も、気温が低くて風は冷たく見学も儘なりません。
冷たい水の中に入り、ボーイスカウトの子供達や学区の小学生も
友禅流しの体験参加です。
出来上がった模様についた「糊」を洗い流す作業が、春の到来を告げる
「友禅流し」です。



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写真↑↑↑は、名古屋友禅の伝統工芸師「渡邉さん」の堂に入った友禅の糊落しの
作業の様子です。
京友禅や加賀友禅は手書きの物が多いようですが、名古屋友禅は「型」友禅です。
そんな違いがある友禅の世界ですが今は和服の需要が減少して厳しい状態です。
堀川沿いに有る「渡邉さん」の工房では、小さな「ハンカチ」等を作る
教室も開き指導をなさっていると聞いています。
機会があれば、自分の手作るハンカチやネッカチーフを作ってみたいと
思いました。
一寸難しいかな?





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