何時も外出から帰宅しても殆ど「留守電」はウインクしていません。
と言う事は、何方からも電話は「掛かって来て居ないと言う事です。
所が昨日一人の方から固定電話に電話があり、暫く話をしていました。
その日は午後稲沢市に住む「また従姉妹」から連絡が有り
銀杏の撮影に出かける事になっていました。
最初の電話も無事済んで、時間的にはまだ少々早いのですが
昼食をして、また従姉妹の所へ行こうと思っていました。
間が悪く連続して今度は同級生からの電話です。
出かける前だからと、急いでいる事を伝えても中々電話を切りません。
これで、大分全てが遅れだしました。
また従姉妹は「早く来い」と催促の電話を携帯電話に入れて来ています。






彼女の住む稲沢市は、元々「中島郡祖父江町」と呼んでいた所です。
私の祖母の実家がそこにあります。
子供の頃は祖母に連れられて毎度出かけていました。
母の実家へ行くより自然が多くて私は大好きでした。
祖母の実家の周りには田畑が広がり、今思い出すととても懐かしいです。

また従姉妹とは、実の姉妹の様に祖母が実家へ行けば必ず会って
遊んでいました。
また、私の家にも彼女達は私と同じく彼女達の「祖母」に連れられて
よく遊びに来ていました。
祖父江の銀杏は現在日本全国の生産高の「6割」を占めています。
私が子供の頃は、屋敷内に風除けと防火用に大抵の家は1〜2本は
植えていました。

銀杏は水分を多量に含んだ樹木で、万が一の火災に備えて各家庭で
植えていたのが元々の銀杏の栽培の盛んになる原因でした。
現在は銀杏を生産する農家が圧倒的に増えて、大変な高収入を得た人達は
凄い豪邸に住んでいます。
何度も私から銀杏の撮影時期を尋ねていましたが、今年の夏の暑さで
今年の銀杏の色付きは、本当の綺麗な色になっていません。
多分夏の残暑が長引いた事もあるかな?と思いました。

一年ぶりの再会で、何でもない世間話に終始しましたが、歩いて
撮影しながら地元の住人らしく細かな所まで連れて行って貰いました。
この日は伊吹下ろしが冷たくて寒い日に当りましたが、この日を
外すと銀杏の黄葉は殆ど見られなくなります。
伊吹下ろしで落葉してしまうからです。
思い切って出かけて良かったと思いました。