早いもので3月下旬に逝った甥の七七日・忌明け法要がありました。
実家の弟夫妻が私を迎えに来てくれて三人で妹宅へ出向きました。
他所の事はと言いながらも、自分の事も実に早く通り過ぎてしまいます。
甥が元気だった頃の遺影を見て改めて人の寿命について考えてshまいました。
本来なら、自分の親と親の兄弟姉妹を送ってからと言う順番の筈でした。
順番の筈が急に狂ってしまい、私達は衝撃を受けていました。







おぎゃぁ〜と、生まれた時に既にその人の『寿命』は決まって居ると言う
事を仰る方もあり、これも又衝撃の「一言」です。
こんな筈じゃ無かったと何時も私は思うのですが、現実に親より先に
寿命を終えて旅立ってしまった甥。
私の息子とは従兄弟同士で年齢も左程違いません。
息子達も同じ従兄弟の余りにも早い旅立ちに困惑をしています。

記憶力が鮮明であった甥は体力との戦いの最中でも、私の事を覚えていて
「フルネーム」で名前を呼んでくれていました。
色々思い出すと、じわりと涙が出て来てしまいます。
もう本名ではなくて「法名」で住職に呼びかけられる事となりこの呼び名が
俗名に戻れるものなら戻って欲しいと願う私でした。
残された妹夫妻は漸く少しずつ笑顔を取り戻しつつありますが、心の深淵では
計り知れない虚しさが有るだろうと思っています。




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