珍しいイベントの企画「花柳界のお稽古風景」の見学をさせて貰いました。
私達女性は「芸者さん」をお座敷に呼んで芸事や食事を楽しむ事は殆ど
経験していません。
一般の家庭の主婦には異次元の世界です。
「芸どころ名古屋」と言われて久しいですが、最近では本物の「芸」を身に着けた
芸者さんも少なくなっていると聞いています。



芸事に励む若い芸者さん。↓↓↓
884-s_500



昔は名古屋にも芸者さん達の組合も幾つか有った様に記憶していますが
現在は「一つ」だけしか無いとの事です。
芸どころ名古屋には日本舞踊の「西川流」が有り、毎年秋には「名古屋をどり」が
何処かの劇場で約一ヶ月程の期間公演されます。
私は若いころ殆ど毎年その公演を見て居ました。

その頃は「名妓連」の芸者さんの中で「舞踊の名手」とされる人達が舞台に
出て華麗な舞踊を披露していました。
勿論西川流の家元が最高責任者ですからその舞台を見るのも楽しみの
一つでもありました。
時代の推移と共に家元の代変りもあり、当然の事ながら公演の内容も少しずつ
変化の兆しが見受けられました。

どんな世界も一つの「芸事」で生き抜く事は並大抵の努力では叶いません。
見学させて貰った「花柳界のお稽古風景」は大変興味深い物が有りました。


抜き衣紋の芸者さん、情緒が有りますね〜。↓↓↓
972-d_500


抜き衣紋(ぬきえもん)で首筋の綺麗さを現す芸者さんの着こなしは
日本情緒たっぷりでした。
お囃子と踊りのお稽古に明け暮れる芸者さん達、最近はめっきり仕事も
減ってきたとの事でした。
お座敷で仕事上で「接待する」会社も少なく、昔の様な賑わいはなさそうです。




8893c0ab.gif