杖を使い体を斜めにして歩いてくる女性が有りました。
遠くから私を見つけて笑顔を振りまいています。
近くへ来て見て初めて分かりました。
町内の親しい女性ですが彼女は急に脚の調子が悪くなり
杖を使わなくては危険で歩けない状況です。
町内の仕事も引き受けて居ましたが、急激な脚の不調で仕事は
返上して病院通いです。




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優しい性格の女性で見た目より明るく朗らかな性格です。
それが、歩くたびに脚が痛くて我慢が出来ないと言います。
彼女は年老いた母親の介護も有るのですが、最近は力が出せず
痛さに参っている状態です。
何処の整形外科へ出掛けても「痛み」は一向に変わらず日常の
生活にも困窮しています。

普通に歩いていた頃は普通の脚の形でしたが最近では痛みが酷く
「O脚」になってしまい正常な姿勢での歩行が出来ないのです。
それ程酷くなっているとは知らずに居た私ですが見るからに
お気の毒です。
「ヒアルロン酸」の注射をしているとの事でしたが痛みが和らぐ事も
全く無いと言います。

母親の年齢は90歳半ば、彼女の他にお子さんは居るのか
居ないのか?全く判りません。
長生きをする事は良い事ですが一緒に生活する子供の方が
誰かに介護をして貰いたいほどの状態です。
「老々介護は厳しいわよ〜」と彼女は言いますが、脚の調子が
悪い彼女に取っては大切な母親なので十分な介護をしたいでしょう。

世の中上手く行かないものですね・・・。
彼女こそ介護保険を使い助けて貰うべき人だと感じます。





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