午後2時頃に突然携帯電話が鳴りました。
まだ自宅に居たので出てみました「sumikoさんですか?」と余り
聞きなれ声で話します。
「あぁ〜、良かったお家に居たのね!!」と話し出します。
それが、本当の所私は携帯電話も「非通知」の設定で掛けて
来ているので名前が表示されず困りました。
適当に返答をして何とか話は繋がっていましたが肝心の私が
幾ら「西村です」と言われても思い出せない状態で本当に困りました。
私が出掛ける「会」の会員さんであることに違いは無いのですが
名前とお顔が結びつきません。




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彼女は暫く会のイベントにも出席せず「梨の礫」だったのです。
思い出すのに3〜4分は掛かったでしょうか?
情けない私の状況でしたが仕方有りません。
実はお天気も良いので散歩方々近くの公園へ出掛けようとしていた
所に掛かった電話です。

「今、話をしても大丈夫かなぁ〜?」と聞きますが、出掛ける時間を
多少遅らせれば良いだけの事なので「良いわよ〜」と私。
何故電話をして来たかと言えば最近身近な人が次々と他界して
淋しさがつのり、毎日が憂鬱で遣り切れない気持ちで有った、と
言いました。

「淋しくて、淋しくて・・・、親しい人が居なくなるとこんなに人間は
 駄目になるのか?」と落ち込んでいたのだそうです。
血縁関係が有る訳では無いのにあの「淋しがり方は」尋常では
有りませんでした。
早く出掛けたいと思って居ましたが、彼女も電話をしたい人は僅です。

そんな事を考えれば「無下に」早く電話を切る事も出来ず結局は
1時間ほど話をしてしまいました。
「一度何処かでランチタイムしない?」と彼女が言い出しました。
私は又その件については「連絡してほしい」と言いました。
それより沢山の友達に会えるので「会に出ていらっしゃい」とつけ
加えました。

何のお役にも立てませんが、雑談をしながら一時を過ごして
気分転換が出来ればそれに越した事は有りません。
まぁ、何方にも多かれ少なかれ「悩み事」は有るのかなぁ〜と
言う事が私の個人的な感想でした。
誰もが次第に「孤独」になって行く事を覚悟した方が良さそうです。





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