国府宮のはだか祭が来ると「春が近い」と感じています。
今年はどうしても時間が取れず出かける事が出来ませんでした。
地元稲沢市のCATVが初の生放送をすると言う事で話題を
呼びました。
何時も特集を組む放送局も有りますが、完全生中継は画期的な
事でしょう。




今年は行かなかった国府宮のはだか祭、昨年の画像から。↑↑↑

何故画期的な事かと?言えば
祭りのクライマックスとなる夕暮れ近くその年の『神男(しんおとこ)』が
もみ合いをしているはだか男の群れの中に「生まれたままの姿」で
飛び込んで来るからです。
放映禁止部分が間違って『報道』されたら、大変な事になってしまいます。
この『神男』は群集の中に飛び込んで来た瞬間から、周りを囲み『神男』を
安全に難追殿(なおいでん)へ引き上げるまでガードしなくてはなりません。

はだか祭は毎年、旧暦の1月13日に開かれます。
今年は2月22日でした。
正式名称は『難追神事(なおいしんじ)』です。奈良時代767年頃に原形と
される神事が有ったとされています。
参道や境内で裸男達がもみ合う現在の姿になったのは江戸末期と
されています。
神男は毎年志望者を募り、くじで選ばれます。
この神男に自分の「厄」を貰って貰い、厄を神男に背負って貰う訳です。
背負った厄は祭りの翌日未明の
「夜難追(よなおい)神事」で土に埋められます。

厄をはらい、自分や家族の健康を願いかなりの遠方からも参拝者が
訪れます。
迷信と言えば迷信でしょうが、厄を祓い元気に暮らせたら嬉しいです。