桜は咲いたけれど、この桜を見る事が出来なかった子がいます。
2日前に、彼は小さな陶器の器の中に入る姿に変わってしまいました。
思えば生まれてこの方、順調に来ていたのにふとした体調異変に
気が付いたのは3年半前の夏の事でした。
聡明な頭脳を持ち沈着冷静な性格の子でした。







色々思う時、頑張って働いた後、人生の思い出話が出来たで有ろう
相手でもあったのに私の息子達も呆然としています。
私も一連の事柄が済んで、何となく気が抜けたようになり唯々虚しさだけが
残ります。
昨日は終日電話連絡を受けたり、自分の心の穴を埋め尽くしたいと
思いましたが何ともなりませんでした。
この日は、午前と午後人と会う約束がして有りましたが、こんな事を
予測して会う約束はキャンセルしていました。

春は別れの季節とも言われていますが
この別れは辛い別れでした。