
「矢場とん」は戦後いち早く 串かつを中心に営業を
開始しました。

主人は学生時代、学校の同級生と月に1〜2度土曜日に
授業が終わってから昼食に立ち寄ったとの事です。

当時は主人を始め親友達は貧しい生活で、奨学金を借りて
苦心の末勉強していました。

矢場とんには度々行く訳には行きませんでした。

その頃の矢場とんの思い出は、二階の広い座敷に
長い机が置かれ、昼間は学生が中心で当時としては
栄養価の高い食べ物でした。

学生達にとっては比較的安い料金で提供されていたので
大変繁盛していたとの事です。

最近は立派なビルに建て替えられ、又東京の銀座にも
進出した事が話題となっております。

先日商用で矢場町方面へ行きました。
昼食時を過ぎていましたが、表玄関から長い行列が
出来ていました。




昔も、今も変らない人気の「矢場とん」
特に主人は学生時代に通った古ぼけた建屋が風情が有って
良かったと云ってます。

「矢場とん」の名前は、中区矢場町に有るから
「矢場とん」と云うのではないかと思います。
