私達はサンクトペテルブルグのエルミタージュ美術館へは
簡単に行く事は出来ません。
日露文化交流の一環として「大エルミタージュ美術館展」が現在
名古屋市美術館で開催中です。
ヨーロッパの絵画を中心に収集された絵画コレクションの中から
厳選した作品80点を展示中です。
会場は絵画フアンで混雑していました。
作品のガイド用のイヤホンも貸し出し中でしたが聞いても
直ぐ忘れる可能性は多いのです。
それで見終わってから販売中の図録を買う事にしました。
これには、展示中の作品の解説、作者の解説等も書いてあります。
大変便利で重宝すると感じました。
人々の暮らしぶり、自然との関り、そんなテーマがこの美術展から
伝わる様な印象がしました。
400年の時を経て尚私達を惹き付けて止まない数々の絵画。
この美術展を見て、良かったと思う事は、自分達の好きな
写実的な作品が多数有った事です。
私達は本物の美術通ではありませんので、行ってみて
初めて中世のヨーロッパの画家達の素晴らしさを知りました。
素晴らしい作品なのに、作者の名前を知らない事に気がつきました。
良い絵画を見て、感動してまた見に行く。
そんなレベルの美術ファンなのですが、それでも美術展は
せっせと通います。
良い物は「良い」と云う事で。。。
名古屋市美術館は市のほぼ中心地、白河公園内にあります。
都会の中の緑地帯で、美術館の周りの環境は整っています。
近くには科学館も有り、科学館のプラネタリュームは有名です。
レニングラードと呼ばれていましたね。
ロシア軍とドイツ軍が激しい攻防戦を
繰り広げられた歴史の有る街です。
フランスでもイギリスでも
ヨーロッパ各国の美術品は第2次大戦中に
多くの人の犠牲的献身的な努力で護られ
今に伝えられたそうです。
人類の大切な財産。
心して見そして後世に伝えて行きたいものです。