このブログで今年の7月5日の書き込みをご記憶の方も有ろうかと思います。
コンサートへ行く時、地下鉄の到着を待つ間にこの話の発端がありました。
プラットフォームへはエレベーターで降りて来る事ができます。
エレベーターから降りて来たご婦人が、突然転倒してしまいました。
ハンドバッグから持ち物が産卵してしまい、このままでは「お気の毒」と思い
持ち物を集めてバッグに収めてもらいました。







然し、立ち上がる事が出来ません!!
先日の書き込みと重複してしまいますが、私は何とか立ち上がって貰いたいと
必死に手助けをしました。
どんな事をしても、捨て身の彼女の体は「ビク」ともしません。
『大丈夫!!、大丈夫!!、今起き上がります・・・』と、口では言うものの
気持ちが逸るだけでした。


駅員さんを呼んで貰い、救急車の手配を依頼して私はコンサートへ
向かいました。


あれから約3ヶ月、救急車で搬送した先では直ぐに手術が行われ暫くの間
入院をなさっていました。
その事は地下鉄駅周辺のブティックの人達から逐次情報は入っておりました。
昨日買い物の帰りがけに、商店街で偶然ですがそのご婦人と「再会」しました。
手術後は経過も順調で決められた通りの『リハビリ』も終えて今日に
至っているとの事でした。


「ママ、この人よ〜、ママにお力添えして下さったのは!!」と商店の
人が教えました。


それからが大変です!!
手をしっかり握り締めて「あの時は本当に有難う御座いました!!」と。
何度も何度も手を握り返します。
「ずっと気に掛かっていたけれど、名前も顔も判らなかったので・・・」と
言っていました。
そこで初めて名前と電話番号を交換しました。


お元気になられて私も安心をしました。
手術の経過が良くて現在は杖も使わず、自力で歩けると聞きました。
私のした行為は極ありふれた事ですが結果、感謝されてると知り
嬉しく思いました。
こうして、又友達が一人出来ました。



bana-