毎年牡丹が芽吹きだすと、何となくワクワクします。
寒くて辛い冬が漸く終わり、この牡丹の芽吹きと共に花の季節が
やってきます。
僅かしかない植え込みに、この牡丹が蕾が膨らみ、少しだけ色合いが
見え出す頃になると、ご近所の方が
「又咲くわね!!」と言って楽しそうにしています。
この色しか無い我が家の牡丹ですが、近所の方は結構楽しみに
しています。

上の写真の頃が一番楽しみな頃ですね。

蕾から二日程で開花しました。
まるで小学生の「絵日記」のようですが、ワクワクして待っていた
甲斐があります。
人は何かに感動したり、感激したりする間が生きている証。
何も感じなくなったら・・・。
開花した日の夜から雨が降り出しました。
この牡丹を撮影したのは、丁度雨が上がってからの事です。
一度雨に打たれると、唯でさえ短い花の命は、一層短くなってしまいます。
花は七つばかり咲いていますが、これ以上雨が降らない事を
願っています。
自然の移ろいを、物を言わない植物達はちゃんと、知っています。
時が来れば咲いてくれる花達に一層の愛着が湧いてきます。
牡丹が終わる頃、今度は「芍薬」が咲き出します。
何でも季節を感じさせてくれる花が有ると、気持ちが明るくなりますね。

蕾から開花への写真、堪能させていただきました。
毎年咲くことを当たり前のように感じていましたが、実際は多くの奇跡的な条件が整って綺麗な花を咲かせているのですね。
東日本大震災の後の桜の開花には、励まされた方が多いと聞きます。日常生活の中でも花のある景色に私たち人間は癒され和むことが多いですから、東北地方の方々の感じ方はいかばかりかと思われます。
どのような花でも、命の限り精一杯開いている姿は尊いですね。
これからも、自然の花の写真をたくさん見せてください。