最近地下鉄のエレベーターが時々「満員です、最後の方は降りて下さい」と
何とも嫌なアナウンスが流れます。
見渡せば中肉中背の人が8人ほどしか乗っていません。
「定員11名」と機内に記してあれば、「11名」までは乗れる筈です。
所が人数が11名に達して居なくても「満員です・・・」と、伝えます。
小柄な女性が不思議そうに「私なの?」と苦笑いです。



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若し重量オーバーで事故でも起きたらそれも困ります。
でも、決まって「満員です・・・」と言われるのは、小柄な女性が多くて私は
「何故なんだろうなぁ〜?」と考えます。
最近は定員では無くて乗った人の「重量」で「満員です・・・」と言う文言が
流れる様になったのかな?とも思います。

杖が必要なご高齢の人達の外出もエレベーターやエスカレーターが
完備したお蔭で比較的安全に一人で外出が出来るのです。
勿論そんな感じのご高齢の人達を最優先に乗せて差し上げるべきですが
若い高校生達は「譲ろうと」しません。
足腰が丈夫な未成年者は自力で階段の上り下りをすれば良いのですが
それをしません。

世の中変わりましたね、どの高校生もイヤホンを使い音楽などを聞きながら
エレベーターに乗り込んで来ます。
何も音漏れが無ければ良いのですが、殆どの子が使うイヤホンからは
何かの「音漏れ」がしているのです。
時代が変われば高校生たちの通学の姿も変化をして来るのでしょうが
傍から見れば「自分さえ良ければ・・・」と言った身勝手な感じを受けます。

眼を閉じてイヤホンからの音楽を無我の境地で聞く高校生。
それは仕方ないとして「優先席」に座り込んでの事は一寸身勝手すぎます。
「公序良俗」はもう無いに等しい事となったのかも知れません。
エレベーターの「満員です・・・」というアナウンスが流れても先に乗り込んだ
高校生らしき女子は絶対に自ら高齢の女性に代わって「降りよう」とは
しません。





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