名古屋城の外堀の草むらに座り込んでいた猫。
周りにはたくさんの人達が眺めていました。
「良く太っていて可愛いわね、だけど首輪が無いわね〜」と
知り合い同士で話して居ます。
そうです、この猫は多分これまでの生活がかなり良い暮らしの
家で飼われていたのかな?とおもいました。
顔立ちも悪くありません。
じっと何処かを見つめる「目」も涼やかです。




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名古屋城に隣接する「名城公園」では飼い主から放棄される
猫が何匹も住んでいます。
その数約500匹程です。
捨てられた猫は途方に暮れるでしょうが、言葉話せないし思えば
可哀相な生き物です。

遠方から乗用車で連れて来て、飼い主は猫を捨てて帰ってしまいます。
公園には色々な人が住んでいます。
家の無いおじさん達は捨てられた猫の面倒を見ています。
飼われた家で「与えられていた」食べ物が判らない為ドッグフーズなど
少しずつ与えると言います。

ドッグフーズを食べない猫は魚の缶詰めを与えると言います。
それも食べない猫はその上の上等の魚の缶詰めを与えてみると
言いました。
ボランテアからの差し入れでも有るのかな?と思いましたが
猫の命をつなぐため「おじさん」達が自分で餌を買い食べさせて
居ると聞きました。

何人かの名城公園の住人が夫々手分けをして、放棄された猫の
面倒を見ています。
人が生きるのも大変ですが、猫も飼い主に捨てられると大変です。
捨てに来る位なら、最初から「飼わない方」が余程ましです。
最近生きたままの猫を穴を生徒に掘らせ「生き埋め」にした教師の話が
話題になりましたが教育者として顰蹙を買った出来事でした。

名古屋市の条例では「猫に餌を与えないでください」と言う事に
なっていますが条例が有るだけで市は放任状態です。
元気な猫を捕獲して「殺処分」も嫌な話ですね〜。




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