茹だる様な暑さの中、午前10時に人と会う約束が有った私は
待ち合わせの場所に行きました。
自宅から地下鉄で大凡30分程の場所です。
暑い正午過ぎ、お互い時間の制約も有りランチタイムは止して
別れました。
地下鉄の駅方面へ歩いていると、白人の青年が私の前に来て
「こんにちは〜」とあいさつをしました。




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私も「こんにちは〜」とあいさつをしました。
彼は何故私に挨拶をしたかと言えば「学資稼ぎ」の為に自国の
民芸品を道行く人に「売って」居たのです。
しかも散策をしているかの様な形で民芸品を「薦め」ます。
たどたどしい日本語しか話せません。

手創りと言う民芸品を売り歩き、学資か生活費の足し前にして
居るのでしょうか?
粗削りな「手創り」の民芸品は素朴さは有りましたが、私はこれと言って
欲しい物は有りません。
一番安い物で「500円」でした。

現在ホームステイをしながら「日本語の勉強中」と言いましたが
何処まで信用して良いのか?それは判りません。
彼の故郷は「ウクライナ」と言いましたが、それも真偽の程は不明です。
見知らぬ土地で生活をする事は大変な苦労が有るかと思いました。
以前自宅へ訪問販売で来た留学生が有りましtが彼も同じ様な民芸品の
販売をして近所の家庭を訪れて居ました。

道端での民芸品の販売ですから、高価な物は有りません。
20歳に成るか成らないかの童顔をしていました。
私は「紛失」したと思えば良いかなぁ〜、と思い一番安い玩具のような
「ブレスレット」を買う事にしました。
彼も貧乏かも知れませんが、私も貧乏です。

「私ね、貧乏だから一番安いのしか買わないよ〜」と言って商品と
引き替えにブレスレット貰って着ました。
「金・500円」です。
こうした類の人達は、何処までが本当の事なのか判らない所に
一寸「嫌な」面が有りますね〜。

私は「お人よしのおばさん」に見られたのでしょう。。。





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