今年は高校野球開始から「100年」の節目の年。
甲子園初登場の学校から、古豪・強豪・名門と言われる学校が
何校も参加をしています。
暑くても朝から高校野球をTv観戦に余念が無い私でしたが本来
「初戦」は「突破」出来る可能性が強いと思われる学校が敗退したり
何度も参加をして甲子園の「常連校」と言われる学校でさえ思わぬ
苦戦をし、初登場の学校に敗戦を期しています。
強豪と言われる学校は、先輩からの伝統を受け継ぐべくかなりの
プレッシャーを感じながらの対戦となる事は言う迄も有りません。




028-f_500



一昔前までは「北は闘い易く」「南は強い」と言う事が一般的な
印象でした。
今はと言えば一昔の例えは通じなくなり全国的に「何処が弱い」とか
「組し易い」と言う事が全く予測出来ない時代となっています。
深紅の大優勝旗が「北海道」へ渡った事は全くなかった時代もありました。

沖縄も同じく紫紺の優勝旗も深紅の大優勝旗も渡った事は殆ど
有りませんでした。
最近は優勝旗は何処へでも行く時代になり、高校野球のレベルが
大幅に均一化されて来た事を示して居ます。
私自身も長年見て来た高校野球なので、私なりの予想をしながら観戦です。

「初戦は必ず突破」していた学校が敗退した時は「まさか!!」と思いました。
甲子園には「魔物が棲む」とも言われますが、本当にその様かも知れません。
ベテラン監督は「何時かは負けるから・・・」と淡々とインタビューに応えて
居られましたが、あれこれ言い訳をしない所に好感を持ちました。
又、きっと鍛え直して出場してくれる事を祈っています。

8月9日の4試合は何れも見応えのある試合を見せて貰いました。
選手達は鍛え抜かれた筋肉質の精悍な体つきの選手が多くあの
体型を見るだけでも「練習の厳しさ」を理解できます。
何年前か忘れましたが、高校野球の時には甲子園には「ラッキーゾーン」が
設けて有り、プロ野球の選手より短い飛距離で「ラッキーゾーン」へ
ボールが飛べば「ホームラン」とされていました。

今は高校生達の体格も向上し打球の飛距離もプロの選手に引けを
取らないパワフルさでスタンドまで打球を飛ばします。
科学的なトレーニングや独自の工夫で夫々進化をして来ました。
炎天下の中の試合中、熱中症らしい症状の選手も一部で有りました。
暫くの間、高校生達の溌溂プレーを楽しませて貰います。

たかが野球されど野球ですね。





8893c0ab.gif