市が運営する近くの公園は四季折々、沢山の花を植え替えて
市民の憩いの場として努力をしています。
暑い日も、寒い日も、植物の管理に当る園芸専門のおじさんは
休む暇も有りません。
何時もその公園へ出かける人の顔は殆ど記憶しているようです。


夏らしく・・・♪



歩いて行っても僅か10分程度で着きます。
市バスに乗るような距離ではありませんので、歩きます。
園芸のおじさんには、時々花の名前や木の名前を教えて貰っていました。
最近一寸その公園へ出かて居ませんでした。
「久し振りだよなぁ〜、あんたさんの顔が見られなくて、心配していたよ!!」と
声を掛けてくれました。

「有り難うございます、元気でしたよ〜」と私。
「元気な笑顔を見ると、私らも嬉しいよ!!」と言いました。
そうだ、私はこれまで、余り明るい笑顔を見せて居なかったのかも??と。
笑顔を余り見せないのは、自分の気持ちの弱さがその様に
なっていたのかも知れません。

なんでもない言葉の様に思えましたが、少し公園へ行かないと
「気にしている人が居る」事を知り、何時も笑顔で人と接する事の
大切さを知りました。
本当に平凡な言葉ですが、妙に心に響きました。
その、おじさんの助手をしているお兄ちゃんも傍でニコニコしています。
「向うにね、ここのお姉さんが育てた花が有るから見てくると良いよ」と
話しかけます。

公園には女性の職員も居ます。
勿論市の職員の身分ですが、どうもこのおじさん達より
肩書きが上の人の様でした。
お互い名前も名乗らず、顔パスで親しげに話をしています。
近くの住人である事は承知しているようですが、名前も
聞きません。
人との付き合いも、そんな形の付き合いも有りますね。

何となく落ち着かない日が私には有りますが、何気ない
声掛けで、私は嬉しい気持ちになりました。
平凡な言葉でも、その日の私にとってはある意味
「力」となった事は事実です。