女子マラソンの応援と自分のカメラで今年の大会の模様を
撮影したくて、自分のお気に入りの場所に陣取りました。
カラーコーンが幾つも配置されどんなに考えても画像にはかなり
「邪魔」なものが入り過ぎます。
それでも撮影したくて「陣取った」訳ですから私は最後まで
その場所から動かない覚悟で居ました。




2013-03-11 011-n_500



疾走する有名選手達は「あっ!!」と言う間に通り過ぎて行きます。
今年はメモリーカードもかなりの容量の物を用意していましたので
その点は安心です。
電池はスペアーを持っていますので大丈夫です。
世界選手権の代表の座を狙う選手達は「スピード」が違います。

どれ位シャッター切ったか?記憶が有りませんが動きの有る物の
撮影の難しさを感じながら私は夢中でした。
でも、切りがないので歩道の段差に腰を下ろして撮っていましたが
少々疲れましたので自宅に帰ろうと人垣の外に出ました。
「あらぁ〜sumikoさんじゃないですか?」と話しかけて来られたご婦人が
有りました。

次男の仲良しだったお友達のお母さんでした。
何年振りでしょう?!
懐かしい再会でしたが、彼女は杖をつき以前より小さな体になって
しまって居ました。
聞けば、これまでに回復出来たから良かったのですが彼女は
「脳梗塞」で三年もの間、入院生活を送っていたのだそうです。

積もる話は幾らも有りますが、ご主人が「記憶障害」が進んで来て
外出しても「帰宅」出来ない状態だそうです。
自分の健康の事も考えながら、ご主人の介護に当たらなくては
ならず「やっとの事で、毎日暮らして居ます」と言われます。
老々介護は厳しいですが明るい気持ちで暮らしたいと言われます。
杖を使ってでも
「女子マラソン見に出てきてsumikoさんに会えてこんな嬉しい
  日は有りません」と笑顔です。

「女子マラソンを見て元気を貰いました、私で頑張れる事は頑張って
 お父さんを守ります」と話されました。
人は病をすると「あんなにも小さく」なってしまうのかなぁ〜、とその
友達のお母さんの姿が眼に焼付きました。





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