本当はつい先日まで見ず知らずの間柄の人でしたが私が買い物に行く
デパートの婦人用品を販売する人から、夏用の紫外線カットの
帽子を買いました。
地下道から入る時に大抵彼女は販売の仕事に就いています。
私は貧乏でも、何かを買えば『お得意様』です。
それで、何くれとなく相談に乗って私の雰囲気に会った帽子を探して
呉れました。
それ以来帽子が取り持つご縁で彼女は良く通りかける私に声を掛けます。



バルボフィラ グランディーフロラム



決して余分に売ろうとはしません。
唯、引き続きの「お得意様」で有って欲しいと願う社員としての
気持ちは伝わります。
嫁がせた娘さんの事に就いて色々と悩んでいると話してくれました。
「年老いた親の面倒は誰がするのでしょうか?」と問いかけます。
聞けば娘さんは次男と結婚しているとか。
本来ならば長男夫婦がお世話をするはずでしょうが・・・。

人として年老いた親さんを面倒看るのは当然の事と、娘さんは
覚悟を決めているそうですが、そこには親さんの事情が有りました。

二人とも、お酒を飲まれるのだそうですが「底なし」の状態で
飲み出したら2週間は何ともならず・・・。
底なしのお酒とは?若しかして?**中かな?と思いました。
この『事情』は本当に困りますよね〜。
高齢者の看取りは社会全体でする?
それとも家族が協力をして看取る?

社会全体で看取ると言う事は普通の暮らしの人からの税金で賄うと
言う事では?ないのですか?

この家族の悩みは深いですね〜。
お嫁さんは発言したそうです。
「お酒を止して下さい!!、ご親戚の方々も一切家でお酒は
 召し上がらないで断ち切って下さい!!そうでなければ
 私は一切面倒は見ません!!」と。
次男のお嫁さんはその様に申し渡したのだそうです。

私は大変立派な発言だと思いました。
彼女は次男の妻でありながら、条件さえ整えば面倒を看ると
覚悟の発言をしたのです。
若し、そのお嫁さんに看て貰いたかったら・・・壮絶な闘いをして
体からお酒を抜かないと駄目ですから苦しみは目に見えています。

さて、それはよしとして、お酒を抜けるかな?
それが勝負の分かれ道ですね!!

販売員の女性はそんな話を私にしてくれました。
お人よしの、おばさんに自分の家族の悩みを聞いて
貰いたかったのでしょう!!
私は聞き役も引き受けますよ〜。
お酒は「百薬の長」とも言いますが『底なしの酒』だけは
お勧め出来ませんね!!


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