雲は湧き 光溢れて
天高く 純白の球 今日も飛ぶ
若人よいざ〜 まなじりは 歓呼にこたえ
いさぎよく 微笑む希望
ああ 栄冠は 君に輝く
昭和23年(1948年)発表の「全国高等学校野球大会」の
大会歌の一部を掲載してみました。
作詞 加賀 大介氏
作曲 古関 裕而氏 です。
今年もこの大会歌が歌われる中、高校野球の全国大会が始まりました。
若い人達の溌溂とした入場行進には力強さと、少々緊張した面持ちの
選手諸君の顔が新鮮な感動を呼び起こします。
出場校は全国から「49校」と言われていますが、どの顔も若者らしい
良い顔をしています。
台風の影響で開会式が二日間も延びてしまい選手達の調整も夫々苦心
する面も有った事でしょう。
観客席には待ちに待った高校野球フアンが45000人も集まり盛況です。
あの、開会式直後の独特の雰囲気の中で始まった
龍谷大平安高校×春日部共栄高校の試合は、春・夏連覇を狙い出場した
龍谷大平安高校は何か精神的な安定を欠いた様な「らしくない」試合運び。
勿論、春日部共栄の強さも私はこれまでの戦いぶりで知っている筈でした。
然し再度「夏の王者」を目指して居たにも拘わらず初戦敗退となりました。
「甲子園には魔物がいる」と言う事は昔から言い伝えられていますが
選手達の精神的な面を邪魔する何かが有るのかも知れません。
いずれにしても、暫くは高校生達の「熱戦」を見せて貰え楽しみです。
開会式直後の試合で「甲子園の魔物」を見た様な気がします。
県予選では「平常心」で勝ち抜いたのに「甲子園」となると・・・。
扨、深紅の大優勝旗は何処の高校が獲得するのかな?
筋書きの無いドラマ、高校野球は国民的な行事と言っても過言では
ないかと思って居ます。