今年の銀杏の黄葉は例年より遅れがちでした。
稲沢市祖父江町の銀杏を撮影しに行ったのは12月に入ってからの
事でした。
祖父江の銀杏は、昔は屋敷内に植えていて家族が食べる位の銀杏を
収穫していたのです。







戦後「銀杏」がかなりの高値で取引をされる事を知った農家の人達は
こぞって、銀杏の栽培に取り掛かり40年ほど前から
「祖父江の銀杏」として全国に出荷をする様になりました。
いち早く栽培に取り掛かった人達は、高値で取引をして「銀杏・長者」が
何人も居ると聞いています。
銀杏長者は一時は「億単位」の所得を得た人も有り
「銀杏御殿」言われる程の豪邸を建てて住んでいます。

今はと言えば、誰もが栽培し収穫をするため値崩れを起こして一寸
苦戦中とか。
全国的に有名になった「祖父江の銀杏」ブランド化するにしても
色々話が纏まらず、最初に手がけた人が、ずっと権益を握っているとも
聞きました。
昔の高値で取引をしていた頃が「夢のよう」と栽培農家は語るそうです。



8893c0ab.gif