瀬戸電、と呼んだかっての名鉄瀬戸行きの電車の話です。
名古屋市とお隣の瀬戸市を結ぶ交通手段として
お城の西に当たる「景雲橋」と呼ばれる所からお城の外堀に
レールが敷かれ名古屋鉄道の瀬戸線が走っていました。
子供の頃は西区の自宅から、この景雲橋まで徒歩で来て
そこから、瀬戸電に乗ったものです。

昔の子供は良く歩いたものです。
瀬戸電が廃止になって随分年月が経過しました。
走っていた外堀は、今は雑草が生い茂り昔の電車が
走っていた頃の面影は全く有りません。
お城の外堀を私鉄が走っていた当時は、自家用車を持つ
家も殆ど無くてこうした公共交通機関を利用して郊外へと
出かけたのです。


元の瀬戸電の駅舎の跡は無造作に置かれた乗用車の
おき場所になっていました。
懐かしの駅舎を示す物は何一つありません。
実家から歩いてこの景雲橋まで来た懐かしい思い出だけが
甦りました。



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↑写真上が現在の堀川に掛かる「景雲橋(けいうんばし)」です。
堀川もこの辺から川幅が広くなって行きます。
ここも都市高速道路が出来て、昔の面影は全く無くなりました。



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名古屋鉄道の瀬戸線の始発駅が有った場所です。
私達は略して何時も「瀬戸電」と呼んでいました。



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お城の外堀を電車が走る!!
何と大らかな時代背景だったのでしょう。
瀬戸電が景雲橋から出ていた事を知る人も少なくなりました。
↑上の写真の雑草だらけの所を「電車が走っていた」なんて
想像出来ますか・・・。






燃えよドラゴンズ!!
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