何かのコンサートを聴きに行って、その序にチケット売り場を
覗きました。
まだ夏の暑い真っ盛りの頃の事です。
その日も私は妹と一緒にコンサートホールで学生さんの演奏会を
聴きに行った時の事でした。







安い料金でも充分楽しめたコンサートでした。
確か新進気鋭の男性指揮者が指揮をなさると言う事で楽しみに
していたコンサートです。


前置きが長くなりましたが
その時の帰り道、チケット売り場で
『西本智実:指揮 クリスマス アダージョ、と書かれたチラシを見つけ
妹と二人、何処か良い席は無いのかな?と探して貰いました。
何時か『西本智実』演奏会、出かけてみたいと思っていた私は
是非チケットを購入したいと思い随分座席にこだわって、探して貰いました。

彼女の指揮振りは、Tvでしか知りません。
あの日本人離れしたスタイルの良さを、近くで彼女の指揮をする表情を
交えて聴きたいと思っていました。
肩の凝らない内容のプログラム編成です。
然し、彼女の指揮は手を抜くことなく大変華麗で素晴らしさを
感じました。

女性ですが、大勢の楽団員を統率する能力はやはり立派だと
感じました。
昔は「男のような女の人」と言う言葉を良く使いました。
確かに国際的なステージに立ち有名な楽団の指揮者として生きる為には
女性である事も多少は犠牲にしなければならないかも知れません。
でも彼女は指揮棒を振る姿の中に、時には女性特有の優雅な手の使い方や
身のこなし方には充分『見てもらう為の』美しさが有りました。

地元の交響楽団の演奏会の事を考えれば、チケットの代金は高目の設定です。
それだけの価値は充分有ると私は感じました。
来年、本格的なクラシックの演奏会を開きますが、もう一度聴いてみたいと
思っています。
妹も現在息子の事で大変忙しい時ですが、介抱ばかりではなく、自分の
精神の開放もしなくては続きません。
快方に向かっている息子の今後の介抱の為にも、こうしたコンサートを聴き
リフレッシュして欲しいと思いました。

一足早いクリスマスコンサート。
CHRISTMAS ADAGIO
としてあるだけあって、厳かなクラシックの数々、ミュージカルの数々を本場の
アーティストの歌声と共に楽しめました。
夏に購入しておいたチケットが間に合って良かったです。
 



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