昨日午後少し「歩きたい」と思い外へ出ました。
表通りを歩いていて、最初の交差点に差し掛かった時私が全く
知らない「男性」から話掛けられました。
「何時もお元気そうで宜しゅうございますね・・・」と。
私はこれまで会った経験の無い方でしたので一瞬「何方かしら?」と
訝りました。




2013-03-05 018-l_500



知らないまま会話を続ける事は出来ないなぁ〜と思ったとき
彼は「私、西川でございます。西川の長女と結婚しておりまして」と
話し出しました。
要するに「西川家に婿養子」になった人でした。
「何時もお顔はお見かけしていますが初めてお話させて頂きました」と
言葉遣いも丁寧です。

あぁ〜、そうだったの!!、本当に近くに住みながら初めてお話を
した方でした。
自治会などには全く関与が無い為、「西川姓」になられてからもう
何年になるか判りませんがこんな方も有るのです。
つい先日まで「出たがり屋」の姑が何処へでも顔を出して居ましたが
近年は足腰が弱り「でーサービス」通いです。

この姑の体力が劣り、自治会にも出て来なくなりました。
口うるさい人で誰もが彼女の事を「好き」と言う人は有りません。
そんな口うるさい「姑」の居る家に「婿入り」して表だって何も聞こえて
来ないのは不思議な事でした。
私に対して話し掛けた「丁寧な言葉遣い」の事を思えばきっと彼は
穏やかで円満な人柄の方なのかな?と思いました。

私が地下鉄の駅まで歩いて行ったりするときに、時々私を
見かけて居たのでしょう。
時には「リュックサック」を背負ってスニーカー履いて出かける姿は
どんな風に見られていたのかな?と思いました。
「お名前を伺っても宜しゅうございますか?」と言いました。
彼の身元も判った事ですし、同じ町内に住む者同士です。

私は躊躇することなく「sumiko」です、と答えました。
口うるさい姑との暮らしはさぞ大変だったろうと察しました。
代替わりして彼が自治会に出て来てくれたら良いのに〜、と
昔の事を思い出していました。
私の事も「顔」は知っているけれど「名前が判らず」と言った
状態だったのです。

思わない所で近くの人に初めて会い僅か5〜6分の会話でしたが
素直なお人柄が垣間見られました。





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